バケツ蘭の子供

ホームページをご覧の皆様こんにちは。

農場だよりです。


今日は面白いランを一つ紹介します。


恐竜の足跡のような形の花がぶら下がっています。

横から見てみましょう

ずいぶんとグロテスクな花です。

素晴らしいですね!

斑点が全体を覆い唇弁は不気味なほどテラテラのツヤツヤです。


こちらは

Coryhopea Red Martian

(Stanhopea martiana x Coryanthes macrantha)

スタンホペアとコリアンテスの属間交配種です。


両親共にむせかえるような強烈な香りを放つのですが、このコリホペアも強い香りが有ります。


見た目的にはスタンホペアに近いようですが、パーツごとに見ていくと両親の特徴をちょうど足して2で割ったような具合です。


一つの花にクローズアップしました。

右上の斑点たくさんの皮膜が下セパルで、濃い赤でツヤツヤしているのが唇弁です。

柱頭と花粉は右下で唇弁にくるまれて見えません。



こちらは新入社員N澤が新入社員になる前、ただのN澤だった頃に咲かせたCoryanthes macranthaです。


ちょうど上の写真と同じ向きで撮ってありました。


コリアンテスはバケツ蘭と呼ばれるように、唇弁が大きな袋になって自分が分泌した液体を満たしていますが、コリホペアにはその袋は痕跡程度にしか有りませんし分泌腺も無いです。


コリアンテスもスタンホペアもツルツルした唇弁に足を滑らせたハチに受粉作業をしてもらう蘭です。

コリアンテスはスタンホペアより複雑で、受粉時にハチがバケツでスイミングしないとうっかり死んでしまう工程が含まれています。

昔と言うほど生きてはいませんが、コリアンテスの特集をNHKの自然番組で見たN澤少年が蘭に魅せられて今の新入社員N澤に至ります。

今日はそんな思い入れのある蘭にまつわる話でした。


それでは皆様また明日!