シンビの赤ちゃん!

ホームページをご覧の皆様こんにちは

農場だよりです。

 

一年前に遊びで播いたシンビジュームのタネから芽が出てきました(^^)

段ボール播種成功ですね!

 

 

蘭科の植物は、種子に発芽するための栄養分である胚乳が無く、発芽する時には菌に寄生して養分を奪うことで発芽することが知られています。

簡単に言うと、子供にたくさん弁当箱持たせて送り出すのが普通の植物で、弁当無しで強く生きろよと送り出すのが蘭です。

人間がおいしいおいしいと食べるお米は稲の弁当です。

 

菌に寄生しないと発芽できないので、普通の土やコンポストに蘭の種子を播いても発芽しません。

蘭を種子から生産するときは、弁当の代わりに無菌の栄養を含ませた寒天ゼリーに種まきすることで苗を作っています。

 

ウチョウラン業界で発見されたことですが、ふつうはただのコンポストに種を播いても発芽しませんが、なぜか段ボールを混ぜたコンポストに種を播くと発芽することがあることが知られています。

 

そこで新入社員N澤も余ったシンビの種を使って播いてみたのでした。

蓋のできる発泡スチロールの薄い箱に腐葉土メインでバークとかをなんとなく混ぜて、ちぎって濡らした段ボールを混ぜたところに種を混ぜ込みました。

 

すぐにプロトコームになり、ゆっくり膨らんでリゾームになったので、明るいところに置いたら芽が出てきました。

 

長く観察してきたので、かわいいです。

 

これからどんな感じに芽が伸びるか楽しみです(^^)

それでは皆様また明日!