
ホームページをご覧の皆様こんにちは
農場だよりです。
先日少し載せたhaynaldianumの写真を撮ろうとしたところ、おもしろいものを見つけました。

なんとハナアブが受粉作業をしています。
パフィオの袋状のリップは中に虫が落ちると口がツルツルしていて一方通行になっています。
トンネルを進んだ出口に花粉が設置してあり、出ていく虫に花粉を運ばせます。
写真のハナアブは抜け出そうとしていて頭に花粉が付いています。
この後無事抜け出して、次の花に落ちると花粉より入り口側にあるめしべに花粉を届けることになります。
虫からすれば蜜もなくただ働きです。
夕方に結局どうなったか見たところ、写真のハナアブくんはトンネルに挟まって、先にも進めず後にも戻れず力尽きて死んでいました。
フィリピンの自生地の山の中にはきっと、トンネルを通り抜けるのにちょうどよい大きさの虫がいるのだろうと思います。
遠い自生地のパフィオの生存戦略に思いをはせる一日でした(^^)
それでは皆様また明日!