本物の...!

ホームページをご覧の皆様こんにちは

農場だよりです。

 

珍しいパフィオが咲きました。

 

本物のPaph. superbiensです!

 

Paph. superbiensとPaph. curtisiiは長らく混同されごっちゃごちゃになっていて、今のところKew Gardenでもcurtisiiはsuperbiensのシノニムになり認められていません。

 

しかし、1860-1880年ころに出版された本にCypripedium superbiensとして載っていた花にそっくりなパフィオが近年再発見され、それが記載された当時の本物のsuperbiensだということが分かったそうです。

 

Paphiopedilum superbiens (as Cypripedium s.) Warner, Williams - Select orch. pl. 2nd pl. 12 (1865-1875)

葉っぱも19世紀のイラストと完全に一致していますね。

 

こちらの株は昨年ドイツから苗で入荷して、ホントかよと思いつつも育てた株です。

咲いてびっくり歴史秘話ですね(^^)

 

個体としてはイラストのものよりドーサルが広くて良い感じです。

Paphiopedilum superbiens (as Cypripedium superbiens)-Xenia 2-101 (1874)
Lindenia - Iconographie des Orchidees - plate 140
The Orchid Album-03-0082-0122-Cypripedium curtisii

19世紀当時はしっかりとsuperbiensとcurtisiiは区別されていましたが、その後curtisiiのみ株が現代に残り、superbiensは「失われた種」となってしまったようです。

 

2度の世界大戦で資料や株が失われた種類がたくさんあるそうですね。

 

Paph. papuanumなんかも、papuanumとして記載された後に失われてしまい、その後再発見された際に新種と思われPaph. zieckianumとして再び名前をつけられました。しかし、よくよく調べたらpapuanumとして名前ついてんじゃん!

とあとから分かったそうです。

 

今日は19世紀に思いをはせる一日でした。

それでは皆様また明日(^^)

 

 

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    清水 昭一 (金曜日, 14 6月 2019 10:49)

    superbiens 今我が家でも咲いてますが、勉強に成りました、今日のブログは保存版ですね。本当のsuperbiens初めて見ました今まで見て来た物と全然違いますね、長澤さんの博学振りには今更ビックリです。

  • #2

    新入社員N澤 (金曜日, 14 6月 2019 18:24)

    清水昭一様
    コメントありがとうございます!
    社長も実際の花を目にするのは初めてとのことでした。
    まだまだ珍しいです。
    最近はインターネットでもけっこう文献を辿れたりせるので便利なもので調べものが捗ります!

  • #3

    yukinoko (土曜日, 15 6月 2019 12:13)

    本物のsuperbiensはciliolareに似た雰囲気の種類だったんですね。
    いつの日か三種を見比べられる日が日本でも来ることを期待してやみません。

  • #4

    新入社員N澤 (月曜日, 17 6月 2019 13:14)

    yukinoko様
    コメントありがとうございます!
    ciliorareも意外と流通が少ないですね
    もうすぐcurtisiiが咲くのでsuperbiensと並べてアップします(^^)