ホームページをご覧の皆様こんにちは
農場だよりです。
伝説の親株の切り花です!
現在流通しているロスチャイルディアナムのほぼすべてがこの花の子孫です。
Paph. rothschildianum 'Mont Millais' FCC/RHS
株の性質は極めて気難しく、栽培は非常に難しいです。
昔からお世話になっている栃木のベテランのお客様H谷様が完璧に育て上げ、切り花を送ってくださいました!
綺麗な状態で届きました!
ありがとうございました!
サンダースリストの生みの親、Henry Frederick Conrad Sanderが自生地から蒐集したコレクションの中に'Mont Millais'もありました。
2度の世界大戦も乗り越えおよそ100年の時を経てEric Young Orchid Foundationが開花させ、世界にこの花の美しさを知らしめました。
当時ロスチャイルディアナムの自生地はどこにあるのか誰にも分からないロストスピーシーズとなっており、個体数も少ない中で他とは隔絶された完成度の花型と色の濃さを誇る美しい花でした。
30年前に弊社の先代の社長である故 靖昌会長が当時としても莫大な金額を支払い日本に1株の分株を導入しました。
その後弊社で交配親として活躍し数々の銘花を産みました。
弊社のマークのモデルになった花です。
世界の蘭の栽培史を見届けてきた偉大なる母株です。
それでは皆様また明日!
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清水昭一 (金曜日, 04 3月 2022 08:56)
大変興味あるお話こんなロスの歴史は知りませんでしたいい勉強に成りました。